不器用系保育士まこの奮闘記!

どんな時も強く、優しい人でありたい。

自分で選択する環境で子どもに身につく3つの力

 

 

 

こんばんは。

不器用系保育士のまこです。

 

 

以前牛乳パックの手作りおもちゃを紹介した際

自分でおもちゃを選べる環境が良いというお話しました。

 

tm2323.hatenablog.com

 

色々なおもちゃの中から、好きなおもちゃを自分で選び取って遊べる環境。

これが日常的に大切にされることでどんな力が身につくのか?

 

今回は3つに分けてお話します。

 

 

①学ぶ意欲

子どもたちは遊びから学んでいきます。

その子に必要な学び、欲している学びはその子だけが知っています。

つまり自分で必要とする学びを自分で選び取って、遊んでいるのです。

 

夢中で好きな遊びを楽しんでいる

      II

        夢中で学んでいる

 

ということになります。

 

保育室の環境作りでは、ここを起点に部屋の配置やおもちゃを考えています。

子どもたちの成長や普段の姿に合わせて定期的に環境を見直し

おもちゃの入れ替えをします。

部屋に入れば、そのクラスの好きなもの流行っている遊び、取り組みが

すぐ分かるような環境であることが大切です。

 

欲している学びはその子の成長・発達に応じたものであることが多いです。

それを満たしていくことで発達していく上で必要なものを

自分で選び、補い、次の発達の段階へと進んでいきます。

 

学ぶ意欲が最も養われるのは就学前です。

その期間に自分で選び、十分に遊ぶという経験をたくさんすることで

もっと!もっと!と学ぶことが楽しい!と成長していくことができます。

 

 

②集中力

自分でおもちゃを選ぶということは好きな遊びを選んでいる

ということなので自然と集中して遊ぶようになります。

 

思いが満たされ、次の段階へと進むと

また次の発達に必要な遊びを欲するようになります。

そうした時は、集中を欠いたような遊びになってきますのでよく分かります。

そのような子どもたちからのサインを見て、また成長に合ったおもちゃを用意すると

再び集中して遊ぶようになります。

そうして繰り返していくうちに、自然に集中力が養われていきます。 

 

 

③想像力・創造力

好きな遊びに集中し、繰り返し楽しむことでその遊びを深めていくことができます。

遊びが深まっていくと、子どもたちの様々な工夫が見られるようになります。

思いもよらないような遊び方を発見して楽しむ様子もあって

私たち保育士も、その自由な発想にいつも学ばせてもらっています。

 

 

 

 

自分で選ぶべる環境であることが最大のポイントであり

それを整えられるのは私たち周囲の大人だけです。

と言っても、子どもたちの成長に合わせておもちゃを選ぶって

どんなおもちゃを用意してあげたら良いの?

と思うこともありますよね。

 

子どもの姿をよーく観察してみてください。

・幼稚園・保育園ではどんな遊びを楽しんでいるのか?

・家に帰ったらまずどのおもちゃを触るのか?

・おもちゃよりも、大人の使う物に興味がある(リモコン、ティッシュ、ペットボトルなど)

・お絵描きや工作が好き

色々興味の対象には個性があると思います。

興味の対象の物をおもちゃとして用意してみてください。

子どもたちはいつでもサインを出してくれていますよ。

リモコンなどは渡せませんけどね^^;

代わりになるような物を手作りしたり、購入しても良いですね。

こんなのおもちゃになるの?という物がその子にとっては

何よりも面白い!と感じるおもちゃとなるかもしれません。

安全面には十分注意してあげてくださいね。

 

また機会があればおもちゃの選び方や効果についても記事にしてみます。

良ければ読んでください。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。